ビジネス用の3Dプリンターの導入の動きが広まりつつある中、業務用3Dプリンターを導入すれば、試作モデルの制作、治具・工具の制作、対象生産への対応などさまざまな面でメリットがあります。
一方で、「導入を検討しているが、どのメーカーの3Dプリンターを選ぶべきかわからない」とお悩みの担当者も多いのではないでしょうか。
本記事では3Dプリンターメーカーである弊社が、3Dプリンター導入を検討する際におすすめのメーカーを13社選出しました。それぞれの製品の特徴や選定のポイントもまとめたので、ぜひ参考にしてください。
おすすめの3Dプリンタ―メーカー13選!
業務用3Dプリンターを導入する際は、信頼性と実績のあるメーカーの製品を選ぶことが大切です。ここでは、3Dプリンターに強いメーカーとして、おすすめの13社を紹介します。
BMF Japan 株式会社
BMF Japan 株式会社は、超高精度3Dプリンターメーカーとして世界中にサービスを展開する企業です。
3D造形の技術はマサチューセッツ大学刊行のMIT Technology Review誌にて「世界の10大画期的技術」として認定され、3Dプリントの大手メディア「DEVELOP3D」では、「2020年の製品開発を飛躍させる世界の新技術30」にも選出されました。
3Dプリンターの販売はもちろんのこと、3D試作・造形サービスの利用も可能です。
【microArch®シリーズ】
BMF Japan 株式会社では、3Dプリンター「microArch®シリーズ」を取り扱っています。microArch®シリーズは、マイクロレベルの独自PµSL技術に基づいた、高精細・高精度の産業用3Dプリンターで、従来の切削加工や金型では難しい複雑な微細構造を実現します。特許を取得した「スプライシング」技術による高精度と実用性の両立、3~48時間以内でのスピーディーな造形、各パラメーターの正確な制御など、他社の追随を許さない高性能さが特徴です。
BMF Japan 株式会社の3Dプリンターの大きな強みは、優れた光学解像度と加工公差です。microArch®シリーズの光学解像度は2μm・10μm、加工公差は±10μm・25μmと、非常に精度の高い読み取りと加工性を持ち合わせています。産業用途で±10μm・25μmの公差で安定的に制御できる、世界初の3Dプリンターを開発したメーカーです。
実用的な造形サイズと速度を維持しながら、2~10µmという非常に解像度の高い部品の製造が可能となっています。
3Dプリンタ―「microArch®シリーズ」による造形例は以下の動画をご覧ください。
会社所在地 | 〒103-0022
東京都中央区日本橋室町4-4-3 |
問合せ先 | TEL:03-6265-1568
FAX:03-6281-9587 |
APPLE TREE株式会社
APPLE TREE株式会社は、3Dプリンターや3Dスキャナーの本体や3Dプリンター用のソフトウェアの販売など、ダイレクトマニュファクチャリング関係の製品販売やサポートを実施するメーカーです。法人様限定で、1回に限り無料のサンプル造形にも対応しています。
引用:最高造形速度 250mm/s【Guider3】今までになかったスピードでイノベーションを / FLASHFORGE 3Dプリンター
【FLASHFORGE】
FLASHFORGEは、熱溶解積層(FDM)方式・光造形方式の3Dプリンターです。業務用であれば、最上位モデルである「Creator4STORK」、コンパクトなサイズながら大容量を誇る「Guider3」、超高速アルゴリズムと軽量・安定した構造設計である「Guider3 Ultra」の3タイプを取り扱っています。
会社所在地 | 〒541-0053
大阪府大阪市中央区本町4-3-9 本町サンケイビル 18F |
問合せ先 | TEL:06-6710-9061 |
株式会社Bfull
引用:https://3dprinter.be-full.jp/
株式会社Bfullは、3Dプリンターの販売・コンサル事業に加えて、フィギュアのデザイン・製造・塗装までを請け負うメーカーです。光造形の3Dプリンターを中心に、高い生産力を誇る製品を提供しています。
コンサル事業で導入から活用までもサポートしてくれるので、初めて3Dプリンターの使用を検討する企業でも依頼しやすいと言えます。
【Zrapid iSLA by Bfull】
Zrapid iSLA by Bfullは、産業用大型SLAプリンターの相場である2,000万〜7,000万円。中国のZRapid社のiよりも半額以下で導入できる、低コストさが魅力の3DプリンターですSLAシリーズを、株式会社Bfullが日本の製造業向けに独自のパラメータをセットして販売しています。
豊富な運用実績と技術力、導入後のアフターフォローなどによって、日本の製造現場に合うモデルに仕上がっています。
会社所在地 | 〒491-0904
愛知県一宮市神山1丁目10-1 神山ビル2階 |
問合せ先 | TEL:0586-64-5342
FAX:0586-64-5965 メールアドレス:info@be-full.jp |
Markforged
Markforgedは、クラウドベースの工業用3Dプリンターを世界70か国以上に提供しているグローバルメーカーです。プラットフォームであるThe Digital Forgeと、3Dプリンター・ソフトウェア・材料などを接続し、さまざまなソリューションを提供します。
取扱3Dプリンターの種類は非常に多く、用途に応じてさまざまな3Dプリンターの提供が可能なメーカーです。例えば金属パーツを生産するための3Dプリンターには、シンプルかつパワフルな性能を持ち低コストで導入できる「Metal X」、大量生産用の「PX100」などを取り扱っています。
他にもMarkforgedは、樹脂とカーボンによるコンポジット積層に対応した、耐熱・高精度・強靭さを兼ね備えたカーボン3D・プリンターも取り揃えています。高度なセンサー・ソフトウェアなどでアルミニウムと同等の強度を実現する最上位モデルの工業用「X7」、デスクトップ型のコンパクト設計の「Mark Two」、連続グラスファイバー造形が可能なデスクトップ型の「Onyx Pro」などが挙げられるでしょう。
日本法人となるマークフォージド・ジャパン株式会社は、2023年にAPPLE TREE株式会社とも代理店契約を結んでいるため、APPLE TREE株式会社の店舗でもMarkforgedの3Dプリンターを取り扱っています。
会社所在地 | 〒103-0027
東京都 中央区 日本橋3-9-1 日本橋三丁目スクエア11階 |
問合せ先 | TEL:03-6863-5455
メールアドレス:japan@markforged.com |
株式会社ソディック
株式会社ソディックは、お客様のものづくりに貢献することを理念とし、「世の中にないものは自分たちで作る」という開発精神を持つ日本のメーカーです。3Dプリンターを含めた、多数の産業機械や工作機械などを取り扱っています。
開発・販売しているのは、金属3Dプリンターです。精密用から高速造形用まで揃えています。
【精密金属3Dプリンター】
精密金属3Dプリンターは、レーザー光による溶解、回転工具による加工などによる高精度・高品位な性能を持つ「OPM250L」、より大型の生産に対応できる「OPM350L」が販売されています。
OPM250Lは、「日刊工業新聞社主催 57回 十大新製品賞 本賞」、「第45回機械工業デザイン賞日本力賞」、「2015年グッドデザイン賞」を受賞しました。
【高速造形 金属3Dプリンター】
高速造形に対応できる金属3Dプリンタプリンターは、独自技術「SRT工法」と独自開発粉末材料「SVM」によってシリーズ最大の造形(造形容量従来比約5.8倍)を可能とした「LPM450」、造形モニタリング機能による造形不良防止や非稼働時間の大幅削減に対応する「LPM325S」などを取り扱っています。
会社所在地 | 〒224-8522
横浜市都筑区仲町台3-12-1 |
問合せ先 | TEL:045-942-3111 |
株式会社フュージョンテクノロジー
出典:https://fusiontechnology.co.jp/
株式会社フュージョンテクノロジーは、「3Dプリンターの“世界標準”を」を掲げる、3Dプリンター専門メーカーです。3Dプリンタープリンターの開発・販売以外にも、ウェビナーやイベントを精力的に開催しています。
また株式会社フュージョンテクノロジーの製品は、キヤノンマーケティングジャパン株式会社や株式会社大塚商会などの大手企業でも取り扱われています。
【L-DEVO】
L-DEVOは、高精度印刷・大型造形・ABS・PCの安定した造形ができる高性能の熱溶解積層法3Dプリンターです。0.05~0.3mmの積層ピッチが設定できます。加えて、最大400mm角の超大型造形、ABS、PCの安定印刷も可能です。
【FUNMAT】
FUNMATは、耐熱性・高温特性や機械的強度に強く、航空会社や自動車産業などの幅広い分野で使われる高機能性材料、スーパーエンジニアリングプラスチック(スーパーエンプラ)を使用できる3Dプリンターです。
「FUNMAT HT Enhanced」なら生産から材料研究まで幅広く対応でき、「FUNMAT PRO 310」ならデュアルヘッドによる同一モデル複数印刷が可能となります。
会社所在地 | 〒170-0013
東京都豊島区東池袋5-7-3 東池袋五丁目ビル 6F |
問合せ先 | TEL:03-6914-1634
FAX:03-5391-9656 メール アドレス:nfo@fusiontechnology.co.jp |
株式会社ミマキエンジニアリング
株式会社ミマキエンジニアリングは、産業用インクジェットプリンタやカッティングプロッタなどの開発・製造・販売・保守サービスを一貫して請け負う開発型メーカーです。
ミマキエンジニアリングでは、インクジェットプリンター開発のノウハウ・技術を活かした3Dプリンターの製造も行っています。一部商品は、キヤノンなどでも取り扱われています。
【3DUJ-553】
3DUJ-553は、2Dの高画質業務用インクジェットプリンター開発で培った技術を活かし、当時世界初の1,000万色以上のフルカラー造形を実現した、UV硬化インクジェット方式フルカラー3Dプリンターです。加工性やユーザビリティにも優れています、
フィギュア、建築模型、医療模型などの造形物や、サイングラフィックス市場にも対応可能なモデルです。
会社所在地 | 〒389-0512
長野県東御市滋野2182-3 |
問合せ先 | TEL:0268-64-2281
FAX:0268-64-2285 |
株式会社キーエンス
株式会社キーエンスは、センサ、画層処理システム、安全機器、3Dスキャナ、レーザ顕微鏡などあらゆる産業機器を取り扱う、日本最大手メーカーです。3Dプリンターも販売しています。
またキーエンスは、3Dプリンタ専用ソフト「Modeling Studio(モデリングスタジオ)」を取り扱っています。データエラーが出てもデータ補正ができ、樹脂の使用量を最小限に抑えられる仕組みやグループ化による再配置などの機能も搭載されている、利便性の高いソフトです。
【AGILISTA シリーズ】
高精細3DプリンタAGILISTA(アジリスタ) シリーズは、インクジェット方式を採用し15μmの高精細造形に対応できるモデルです。AGILISTA シリーズのサポート材は、水に付けるだけで除去できる水溶性サポート材となっています。ネジを締めても割れない、高い靭性も特徴です。
会社所在地 | 〒533-8555
大阪市東淀川区東中島1-3-14 |
問合せ先 | TEL:0120-100-470
FAX:0120-693-000 メールアドレス:info@keyence.co.jp |
ホッティーポリマー株式会社
ホッティーポリマー株式会社は、3Dプリンターの開発・販売や3D造形サービスなど、3Dプリンタートータルサービスを提供するメーカーです。ゴム・樹脂・高分子素材などの押出成形製品も取り扱っています。
「ホットな技術・情報で、最適ソリューション」をキャッチフレーズに、建材、自動車、医療・理化学、建機・鉄道車両、OA/弱電、機械ロボット、LED関係といった、あらゆる業界へのサポートを行っています。
【SILICOM(シリコム)】
SILICOM(シリコム)は、シリコーンゴム3Dプリントの加工に対応した、UV硬化型液体積層造形方式(LAM方式)3Dプリンターです。従来のシリコーン3Dプリンターよりも架橋時間の短縮に成功しており、当社比約150%の造形スピードアップを実現します。
搭載されるスライスソフトも、AI機能を搭載したSILICOMオリジナルのものを搭載しています。
【Raise3DPro3 / Pro3 Plus】
Raise3DPro3 / Pro3 Plusは、ハイパフォーマンス総合評価No.1の業務用MEX3Dプリンターです。Proシリーズの中でも、最高峰機種となっています。2018年〜2020年FFF方式プロフェッショナル3Dプリンター市場で、シェアNo.1に輝いた人気のモデルです。
ARM Cortex-A9搭載による本体動作制御と処理速度の向上、カートリッジ式ホットエンドによる簡単な交換、多種多様なフィラメントへの対応など、信頼性とユーザビリティに優れた3Dプリンターです。
会社所在地 | 〒131-0032
東京都墨田区東向島4-43-8 |
問合せ先 | TEL:03-3614-4100 |
UltiMaker
UltiMakerは、オランダのデスクトップ3Dプリンターメーカーです。さまざまなデスクトップ型の業務用3Dプリンターを販売しています。日本では、BRULÉ (ブルレー)や丸紅情報システムズなどを通じて、製品の購入が可能です。
【UltiMaker S7】
UltiMaker S7は、ユーザーから高評価だった機能・特性をすべて取り入れた、UltiMakerのフラグシップモデルです。Air Manager内蔵、フレキシブルビルドプレート、完全自動のベッドレベリングなどの最新技術が搭載されているため、製品の高品質な仕上がりや作業性の向上などにつながるでしょう。
会社所在地 | BRULÉ
〒110-0011 東京都台東区三ノ輪1-28-10 丸嶋ビル8F 丸紅情報システムズ 〒112-0004 東京都文京区後楽2丁目6番1号 飯田橋ファーストタワー(受付:28階) |
問合せ先 | BRULÉ
TEL:03-6803-0563 FAX:03-6803-0584 メールアドレス: contact@brule.co.jp https://www.brule.co.jp/about-us.html 丸紅情報システムズ TEL: 03-4243-4123 |
株式会社マイクロボード・テクノロジー
株式会社マイクロボード・テクノロジーは、3Dプリンター、3Dスキャナ、レーザー加工機、ラベルプリンタなどを取り扱うメーカーです。本社は米国であり、その他南米や英国などにも拠点を置いているグローバル企業となっています。
【AFINIA】
AFINIAは、教育現場、エンジニア、ホビーなどさまざまな用途でも利用できる3Dプリンターです。
3種類の付属ヘッドによる幅広い材質への対応や簡単な操作で使いやすい「AFINIA3D H+1」、大型造形に対応した「AFINIA3D HLF600」などがあります。
【INFINITY】
INFINITYは、日本製パーツを利用した機構部分とCOREXY機構の採用により、精密動作と高速動作を実現した3Dプリンターです。
INFINITYシリーズの決定版としてデュアルノズル・チャンバー機能の搭載や高精度・高速造形を可能とした「Infinity X3 Pro」、コンパクトなボディーで複数の同モデルの積み上げが可能な「Infinity IX BOX」などがあります。
会社所在地 | 〒103-0011
東京都中央区日本橋大伝馬町1-13 近源ビル 5F |
問合せ先 | TEL : 03-3561-2266
FAX : 03-3663-0115 メールアドレス:web@microboards.co.jp |
ストラタシス
出典:https://www.stratasys.co.jp/
ストラタシスとは、幅広いAM技術、適用材料、深い専門知識によるさまざまな3Dプリンティング技術の提供や開発を行うメーカーです。日本法人として、ストラタシス・ジャパンが設立されています。
3D Systemsと並んで3Dプリンターの最大手と言われている大企業で、30年以上の3Dプリンティングに関する歴史を持っています。
【F770】
F770は、ストラタシスFDMシステムの中でももっともサイズが大きい製品です。小型プリンターでは実現できない大規模造形を可能としており、ストラタシスが積み上げてきた信頼性・再現性もあって安心して利用できるモデルとなっています。
【F3300】
F3300は、標準的な溶融積層造形3Dプリンタの最大2倍の速度とスループットを実現したモデルです。造形速度の高速化、材料費の効率化、部品歩留まりの向上などによって、生産性の向上やコスト削減につながります。
また高度な用途に対応できる、ASA、PC、FDM Nylon 12CF、ULTEM 9085を材料としています。
会社所在地 | 〒104-0033
東京都中央区新川1丁目16−3 住友不動産茅場町ビル 3階 |
問合せ先 | TEL :03-5542-0042 |
3D Systems
3D Systemsは、ストラタシスと並んで世界トップシェアを誇る3Dプリントテクノロジーのメーカーです。1986年に3Dプリント業界を立ち上げ、さまざまな業界へソリューションを提供してきました。
金属用3Dプリンター、プラスチック用3Dプリンター、デンタル用3Dプリンターなど、豊富な書類の3Dプリンターの販売とサポートに対応しています。
【DMP Factory 500】
DMP Factory 500は、機能特化型のモジュールで構成された3Dプリンターです。高性能なレーザ構成と DMP Factory 500 の 3DXpert ソフトウェアが制御するスキャンテクノロジーによって、最大造型サイズ (500mm×500mm×500mm) の大型部品をシームレスに生産できます。
【SLA 750】
SLA 750は、量産用高速光造形ソリューションとして販売されているモデルです。積層造形の生産性、信頼性、自動化、速度を大きく上昇させます。とくにアップグレードモデルである「SLA 750 Dual 」は、世界初の同期式デュアルレーザー SLA プリンタとして、現行の SLA プリンタと比較して最大2倍の速度と最大3倍のスループットを実現しています。
また、ロボットと相互性があるため、24時間365日の完全自動操業の実現も可能です。
会社所在地 | 〒150-6018
東京都渋谷区恵比寿ガーデンプレイスタワー18階 |
問合せ先 | https://ja.3dsystems.com/contact |
業務用3Dプリンタ―を選定するポイント
業務用3Dプリンターを選定する際は、使用目的に合ったものを選ぶことが重要です。目的と合致する3Dプリンターであれば、生産性の向上や新製品開発などにつながるでしょう。
ここからは、業務用3Dプリンターを選定するポイントを解説します。
3Dプリンターの使用用途を決める
まずは業務用3Dプリンターを導入する理由などを洗い出し、3Dプリンターの使用用途を事前に決めておくことが大切です。使用用途が明確でないと、「使用頻度に対する費用対効果が悪い」「必要な仕様が決まらない」といった事態に陥る可能性があります。
使用用途としてよく挙げられるものは次の通りです。
- 試作モデルの制作用
- 治具・工具の制作用
- 本番用の制作用
- 大量生産対応用
- オンデマンド生産用
使用用途を決める際は、「3Dプリンターで何を作るのか」「製造量と使用期間はどれくらいか」「使用する材料は何か」などについて、自社の研究開発部門やクライアントとしっかりと話し合いましょう。
使用用途に適したスペックか否かを確認する
使用用途が決定したら、使用用途に適したスペックであるかをよく確認します。使用用途とスペックが合わなければ、いくら高性能の3Dプリンターであっても導入する目的を果たすことができません。
例として、以下のポイントを確認してみてください。
- 造形方式
- 対応できる造形サイズ
- 複雑な形状への対応
- 使用できる材料
- 庫内温度・湿度管理への対応
- 既存設備や製造ラインとの相互性
各社の3Dプリンターの性能を確認する
使用用途や必要スペックが決まったら、実際に導入する3Dプリンターの機種の絞り込みを行います。各社の3Dプリンターの性能や値段を比較検討し、もっとも自社に合うものを選ぶようにしましょう。
3Dプリンターを比較検討する際は、カタログやデータなどの情報だけで行うのではなく、メーカーへの問い合わせやショールーム見学などを実施し、実態に基づいた情報を得るようにします。また、3D造形サービスを行っている会社であれば、まずは依頼してみることをお勧めします。
ほとんどのメーカーでは、製品に関する問い合わせや要望に応じた3Dプリンターの提案・相談などに対応しています。その他さまざまなサポートをしてくれるので、遠慮せずに活用しましょう。
まとめ
業務用3Dプリンターのメーカーは、それぞれに製品の特徴やスペックなどが異なります。導入を検討する際は、使用用途、必要スペックに応じて、自社のニーズを満たせる3Dプリンターを選びましょう。
BMF Japan株式会社では、従来の切削加工や金型では難しい複雑で微細な構造を実現できる産業用3DプリンターmicroArchシリーズを取り扱っております。世界トップクラスの評価と技術力に基づいた、的確なサポートを実施します。
また、医療機器、マイクロ流体、マイクロメカニクス、MEMS、科学研究など、様々な分野で、世界中のお客様のニーズに合わせて、最適な3Dプリンティングソリューションをご提案します。ぜひお気軽にご相談ください。