蛍光検出(Fluorescence detection)は、その精度と感度の高さから、現在マイクロ流体システムで最もよく使われている検出技術の一つであり、食品衛生や薬物分離、環境分析、生化学分析など、さまざまな化学分析分野に応用されています。
今回のPart of week紹介では、BMF製精密3DプリンターmicroArch® S240で製作した蛍光検出用マイクロ流体をご紹介します。
具体的な内容は下記の動画でご覧頂けます。
高感度な蛍光検出を実現するためには、背景光の低減が重要な施策のひとつとなります。研究者たちは、BMF社の材料で蛍光テストを行いました。その結果、生体適合性樹脂BIOを用いて印刷したモデルをイソプロピルアルコール(IPA)に浸すと、その蛍光効果が効果的に減少し、マイクロ流体そのものに起因するバックグラウンド蛍光が減少し、検出プロセスの感度が向上することが確認されました。
Fig. 1 BMFの素材の違いによる蛍光効果。 「BIO not soaked」はIPA含浸を行わないBIO樹脂、「BIO soaked」はIPA含浸を行うBIO樹脂、「HTL」は BMF社の標準樹脂。
BMF製3Dプリンターや技術にご興味のある方は下記まで遠慮なくお問い合わせください。