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公開日: 2023.04.27

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IMcoMET は、皮膚がん治療の分野におけるバイオテクノロジーのスタートアップ企業です。彼らの着目点は、腫瘍の微小環境にあり、皮膚がんの治療方法を根本的に変える可能性のある画期的な新しい免疫療法を開拓しています。がん細胞は、カモフラージュとして機能するシグナルを伝達することで、免疫システムをだますことができます。これらのシグナルは、主にタンパク質分子で、がん細胞を生成し、細胞の周囲の液体に放出します。この液体は微小環境と呼ばれます。免疫療法の目的は、カモフラージュされたシグナルを取り除き、免疫応答を刺激して、通常通り腫瘍を破壊できるようにすることです。

 

この革新的な免疫療法はM-Duo Technology®と呼ばれ、マイクロ流体とマイクロニードルに基づき、腫瘍微小環境とその構成要素すべてを物理的に抽出し、健康な組織と置き換える技術です。M-Duo Technology®は互いに近接して配置された小さな針を使用し、ペアで機能します。1本の針でキャリア液を注入し、もう一方はそれを吸引します。キャリア液が、皮膚内で2本の針の間を移動しながら、細胞液と混ざり合い、その局所に存在するすべてのシグナルを抽出されます。これは、針を抜かずに連続して行うことができます。


M-Duo Technology®では、3Dプリントされた部品、特に針を固定するキャップが使用されています。この部品には高い精度が要求されるため、IMcoMETはBMFの超精密3Dプリンターを選択しました。BMFの3Dプリンターで製作した部品には、直径100μmの2つのチャンネルが含まれており、互いにわずか20~40μmの距離で平行に配置されています。BMFの超精密3Dプリンターは、従来のSLA 3Dプリンティングとナノ3Dプリンティングの間の技術的なギャップを埋めるものです。IMcoMETにとって、BMFの3Dプリンターは、自社技術の小型化を実現する原動力になっています。


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私たちBMFは、製造業の常識を打ち破る超高精度3Dプリンターメーカーとしてグローバルに活躍する、新生ベンチャー企業です。BMFの3D造形技術は、マサチューセッツ工科大学が刊行するMIT Technology Review誌にて『世界の10大画期的技術』として認定。3Dプリントの大手メディア「DEVELOP3D」では、『2020年の製品開発を飛躍させる世界の新技術30』にも選出され、世界トップクラスの評価と期待を集めています。

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